iコンシェルっていうサービスが気になっています。
待ち受け常駐+エリア情報自動送信+アドレス預かり+スケジュール預かり
っていうことは、相当深いレベルでユーザーの個人情報を利用しているってことですよね?プライバシー<=>利便性 のトレードオフ問題で、一線を越える野心的な試みのように思っています。
昔から、ライフログ研究やユビキタス環境研究で、ユーザー・コンテキストを取得してサービスに適応するっていうのは、星の数ほどありましたが、100万人を超えるユーザーを獲得した事例はないと思うので、どんなことが分かってきているのとても気になります。
ちゃんとデータを解析すれば、ものすごく便利で高精度なレコメンドエンジンなどが作れるのでは、、。メタファーとして羊(執事)でなく、高度に対話的な知性(?)をもったコンピューターが実現できるのではないかと、、。
うーん。気になる。機種変更してでも使ってみたい。
サービスを作ってみたいです。
懸念点は、単なる行動ターゲティング広告媒体になってしまうこと。たしかに、精度があがると広告=コンテンツにはなるんですが、そもそも商品自体に魅力がないと、マッチングしても印象悪くなるし、そうすると、iコンシェル自体の試みの印象が悪くなる気がする。
あと、羊というメタファーが、プライバシー<=>利便性 のトレードオフ問題を説明しきれているか?ということ。なんとなく、日本では、「キャラが自分のことを理解してくれる」というと、ポジティブに解釈できると思うのですが、欧米ではどうなんだろう?
かなり文化的なトピックな気がしています。またガラパゴズ化がすすむかな、、、。村社会の日本向きというのは安直でしょうか。
とにかく、コンピュータの新しい可能性を模索していると思うので、期待しています。それが、受け入れられるかどうなのかも含めて。
とりあえず、使ってみたい。
中原
DOCOMO iコンシェル を試してみたい。
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