2007年に企画したアーティスト・トークの記録映像がWEBにて公開されました。
角田哲也さんという、東大出身の情報系研究者で、現在は、研究を発展させたアスカラボという会社を2008年に設立した人です。
先日の記事の仕事などをしています。ミクスト・リアリティやバーチャル・リアリティといった技術を、実際のアプリケーションとして製品化して販売するテクノロジー企業ですね。
貴重なアイデアや技術が語られていますので、ぜひご覧になってください。
今回公開されたプレゼンは、作家・研究者としてのプレゼンなのですが、この2007年の映像を見ていると、その後、彼がなぜ会社を作らなければならなかったのかよく理解できました。
クリエーターは、自分のアイデアが「実現された」と確信できるタイミングが3つぐらいあります。1つ目は物理的にできあがって、はじめて自分が作ったものを確認するとき。2つ目は公の場所で初めて他人に使ってもらうとき。
そして、3つ目は社会的な通念として一般化するとき。
当然ですが、3つ目が無茶苦茶大変です。
たぶん、角田さんは、2つ目(ICCでの展示)から3つ目(産業化?)に挑戦している最中なのかと思います。
私も今は、3つ目のことを考えています。そのための戦略として、どうも会社や産業、販売、パートナーのことをよく考える必要があるんじゃないかと思うようになりました。
中原
VR/MR 作家+企業家のプレゼンテーション 記録映像
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