NIPPON VISION 東京展のパーティ


NIPPON VISIONの二回目の展示のレセプションパーティに参加してきました。
日本47都道府県の物産をデザインの視点から捉えなおして、展示&販売するという企画です。詳しい内容は、リンクをご覧ください。上記の映像は、私の郷土、岡山のセレクションです。
面白かったです。アイティア(自分の会社)のメンバーといったのですが、みんな喜んでいました。好評でした。
ちょっとまじめにレビューしてみます。この試みの短所と長所を、私の視点からまとめてログしておきます。
先ずは短所から、基本こういったデザイン会社の試みでよくあることですが、ペイできる可能性がまったく見えません。社会的な啓蒙活動の部類、文化活動になっていると思います。リーダーにカリスマ性があって、スタッフが若いので、活動に継続性がでないと思いました。妻子を抱えたお父さんができる活動じゃないなと・・。
次に長所ですが、活動全体のグランドデザインが、すごくちゃんと考え抜かれているということです。来場者(日本人)には、必ず郷土があって、展示を見ている最中に必ず自分の郷土に出会います。多くの来場者が、自分の出身のギフト・セレクションをみて、納得したりツッコミを入れていたりしました。
多くの人に開かれていて、ツッコミを入れる余地のあるデザインって、なんだか今の時代にマッチしているように思います。
完璧で決まりきったリアクションをするしかない物よりも、完成できないインターアクションを促す活動のほうが、可能性が見えてくると思うのです。そいうデザイン活動って、理念としては唱えられていても、実例をみることは稀です。
NIPPON VISIONの魅力は、完成できないインターアクションにあるんだと思います。
ちなみに、、、
私、岡山のセレクションに納得していません(笑)。
備前焼はいいけど、、、まだまだ、岡山にはイロイロありますよ!
と、ポジティブなつっこみを入れたくなるのが、
この展示の一番の魅力なんだと思います。
中原


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コメント

“NIPPON VISION 東京展のパーティ” への0件のフィードバック

  1. hthのアバター
    hth

    >多くの人に開かれていて、ツッコミを入れる余地のあるデザインって、なんだか今の時代にマッチしているように思います。
    なるほど、という気がしたけど、何のデザインにしても
    ツッコミの余地がありながらも完成度の高いデザインて難しそうですね。
    なんか魅力的なんだけれど未完成っぽい、そこがまた魅力、みたいな。
    着眼点のおもしろさ勝負な感じになるのでしょうか。

  2. なかはらのアバター
    なかはら

    >hthちゃん、
    お久しぶり。そやねー。
    使う側に、遊びや再考の余地があるのって、建築っぽいでしょ?
    とはいえ、何もきっかけがないと、みんな何もしないので、サジ加減が難しいです。
    ご参考にっ!
    なかはら