自由主義、平等主義、以外の選択肢について。

昨日の日経産業新聞「眼光紙背」を読みました。
今の日本の政治と、世論について論じていました。
・自由主義=>規制緩和=>成長
・平等主義=>政府介入=>格差是正
という公式があって、今世論は、自由主義から平等主義に振れつつあるという話でした。そして極端な平等主義は経済界にとって良くないという結論でした。
・・・
なんだかしっくりこない。
自由主義/平等主義(あるいは規制緩和/政府介入)のトレードオフって、そんなに新しい考え方じゃないと思います。今の政治経済の専門家は、本当にこの枠組みの中で発想しているのだろうか?
自由主義-平等主義を結ぶ直線上のパラメーターを、世論(流行)に従って設定するのが、政治の役割なんだとしたら、100年たってもシステムがバージョンアップしないんじゃないだろうか。。
実際、今の民主党の政策って、しばらく前に規制緩和した事を、政府介入に戻しているだけの政策が多い気がする。。。
またしばらくして、世論(流行)の風が吹いたら、規制緩和するのか?ちょっとムダが多い気がします。
政治を学ぶことは、もうすでに自由主義-平等主義を結ぶ直線上パラメータ調整と、細部の項目選択のノウハウでしかないのだろうか・・・。
どなたか、このトレードオフから離れるアイデアを知りませんか?
絶対にアカデミズムの中には新しいアイデアが生まれていると思うんだけど、イマイチよく分からない。
ハイエク、ケインズとか一応読んでみるか。。
中原


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