問いの所在 「子ども農山村交流の展開と可能性を明らかにする」
研究視角・理論枠組み 都市側・農村側の両方と、接点をみる。これまでは、農村側の都市農村交流論と、都市側の(自然)教育機能論は別物であったが、それを統合しようとしている? 課題1 都市における子ども農山村交流の展開とその影響を明らかにする 課題2 農村における子ども農山村交流の展開とその影響を明らかにする 課題3 双方の交流の接点について検討する
1部 都市における展開 1章 全国の動向 2章 武蔵野市のセカンドスクール事業の事例研究
2部 農村における展開 3章 農政の展開 4章 スキー民泊転換型の事例 5章新規開業型の事例 6章 4・5の比較
3部 都市と農村の接点 相互作用 農村における地域形成主体
「狭義」の交流主体だけでなく、「お父さん」「お母さん」「おじいちゃん」「おばあちゃん」といった「広義」の交流主体も存在している。学校側が教育的意義を見出したものはすべてが交流資源となる。
終章 地域資源は自ら発見するものではなく、都市との交流のなかで再発見され、資源化されるもの。
中原の感想 基本的な事例研究としては読みごたえがある。あまりハッキリした論述と主張がないような・・・。都市側の展開について把握しているという点、農村社会としては発展があるような気がする。そもそも別物として研究されてきたのが変な話で。しかし、「お父さん」「お母さん」・・・すら交流資源になるってのはなぁ。農山村で暮らしてると、「自分たちの日常をコンテンツにしなければ・・・」という資源化の要請みたいなものがあって嫌だ。「交流の鏡効果」みたいな言説は、批判したいなぁ。しかし、産業化にあたっては、どうやっても、こういう資源化に巻き込まれる。どうしたものか。