AppStore以降、マイクロ・コンテンツのプラットフォームがたくさんリリースされてきた。これは日本の携帯電話市場を見ると特に新しい仕組みではないが、グローバルな市場を一気に整備したAppStoreの功績で、マイクロ・コンテンツ制作者が、がぜん盛り上がり、一種のブームのようになっている。
そこで、今現時点で自分の意見をまとめてみたい。
アタリショック、SaaS、サブスクライブ・モデルをキーワードとして考えてみたい。
先ずはじめに、私はすでに一括ダウンロード型のマイクロ・コンテンツ市場(主にAppStore)で、アタリショックに類するような、消費者のコンテンツ離れが始まっているように思う。コンテンツプロバイダーの参入障壁を限りなく小さくして、コンテンツ数を充実した副作用で、プラットフォーム側の品質保証ができなくなっているように思う。
そして、アンドロイドやOpen Social対応のアプリなどのプラットフォーム合戦が華々しくなれば、よりこの傾向は強まってくるように思う。
最終的に、一括ダウンロード型のマイクロ・コンテンツ市場では、一定数のコンテンツ・プロバイダーを、ある程度厳しい品質保証のもとで取りまとめるプラットフォームが勝利するのではないだろうか?そう考えると、既存のゲームやimodeなどの市場と変わらないように思えてくる。(じきに個人プログラマなどは駆逐される。)
ところで、マイクロ・コンテンツ・プラットフォームの課金の仕組みはいくつかあって、AppStoreのような一括ダウンロード型以外では、SaaSとかサブスクライブ・モデルなどといった考え方がある。
たとえば、Open Social対応の一部SNS(mixi)とか、salesforceのappexchangeとか。
私は、一括ダウンロード型、サブスクライブ・モデルで比較すると、マイクロ・コンテンツ市場でも今後は、サブスクライブ・モデルが中心になると思う。(あとポイント課金のモデルも)
なぜなら、imodeなどの動向をみてもそうだし、コンテンツプロバイダーから見てビジネスを組み立てやすいと思うからだ。また、プラットフォーム側からみても品質保証がやりやすい。消費者or導入側からみても、結局、魅力的なコンテンツが増えると思う。
どうだろうか。。
このような想定でマイクロ・コンテンツ/マイクロ・アプリをリリースしてみようと思う。まあ、あまり大きなビジネスにならないような気がするけど。。。
最終的には、実世界向け(デジタルサイネージ)のマイクロコンテンツ配信とかあれば、夢があるなぁ。
中原
マイクロ・コンテンツ・ブームとアタリショックとSaaSとサブスクライブ・モデル
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