衆院選2009の感想

衆院選、終わりましたね。
政権交代。これからどんな世の中になるのか、とても心配しています。生まれてから今まで、今回の選挙ほど、真剣にマニフェストを読んで投票したことはなかったと思う。最近私は、政治に関する関心が高まっています。
しかし、ちゃんと興味を持って政治の流れを見ると、なんだかよく分からない世論(マスメディアで発信される意見)があって混乱しています。
圧勝した民主党の若い議員の発言で、「格差が広がり、雇用が保障されない弱者がいる政治はよくないウンヌン。官僚による税金のムダを省いてウンヌン。」という主張があったのですが、それって両立するのだろうか?
大きな発想でいうと、民営化を進めて「小さな政府」を目指すと、地方の建設会社に代表される公共事業や保護政策がないと競争力にかけるビジネスに携わっている人たちは、どうしても雇用不安に陥る。
その雇用不安などをセーフティ・ネットで守ろうとして、政府にお金を集めると、どうやっても不正をする役人は出てくると思う。もちろん監視のテクニックで、その不正を少なくすることはできると思うけど。
大きな発想で見ると、今の政治の話はなんだかジレンマに陥っているような気がするのです。どちらかというと、いま考えるべきなのは、もっと発想の細かい監視のテクニックや、官僚の使い方のテクニックなのでしょうか?
だとすると、私は、もっと政治家の人たちが持っている、スキルや
数字的な実績を見る必要があると思える。そのためには、もっともっと、具体的な法案の予算などを、一般人の私が調べないといけない。難しいなあ。
民主党は、来年度、税金の運用効率を7兆円高めて、あたらしい政策を実行する。彼らにそのテクニックがあるのだろうか。すごく期待しているし、私はその行動を、具体的な数字でもって評価したいです。
個人的には、ベンチャー企業の経営者ですし、基本的にはリバタリアン(?)。できるだけ、国家から距離を取りたいと思っています。できれば、政府なんて、できるだけ小さい方がいい。金融危機後だって、その発想は変わりません。
岡山の田舎で育った私には、工夫もなく変化もなく、同じビジネスを繰り返して、補助金や官需要を待ち続ける悲惨さが身にしみているからです。
中原


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