このブログ、2003年ぐらいから継続して書いているのですが、そろそろ「批評」という行為に意義を感じなくなってきたので、明確に批評をやめようと思っています。
(そもそも、最近、ほとんど批評できなくなってましたし・・・。ブログのタイトルは変更しませんが・・・。)
私が批評をやめようがどうしようが、そんなことは、多くの人にとって、どうでも良い事だと重々承知しているのですが、
批評をやめて何をするか?
ということに一人でも共感していただければ、励まされると思ってログしています。
私は、今、批評をやめて、実際の製品をつくらないといけないと、思っています。
アカデミックな場所や、アートの世界から離れて、普通の世間にもどりたいと思っています。
私は、コンピューターが大好きで、もっとこうなったら良い、こういうソフトがあればいいのにとずっと思っているのですが、ただ待っているだけ、ただ批評しているだけではいっこうに嬉しくなるようなものに出会えません。
他人が作る物を期待して待つよりも、できる限り自分がコミットしたほうが後悔しないんじゃないか?そう強く思うようになりました。
googleで検索すると批評する人は山のようにいます。現実感のない無責任なオルタナティブを乱発するひとも山のようにいます。
でも、仕事に取りかかっている人は、ほとんどいないように思うのです。
実際の仕事は、とてもシンプルで、でも将来性はあるように思っています。くだらない事の積み重ねに、イノベーションがある。フレームをゼロから再構築するなんて不可能です。
その仕事は、そとから批評しても決して到達できない。
中原