読書メモ 戦後日本の食料・農業・農村 第11巻『農村社会史』

田畑保・大内雅利、 2005、 戦後日本の食料・農業・農村 第11巻 農村社会史 農林統計協会 を読んでいるので、読書メモとして。

はしがき

農地改革をはじめとする戦後改革=>地主制の廃絶、農村民主化、農業近代化などの様々な動きを生む。戦後農村社会の起点。

1 戦後改革期(1945-60年)

1章 戦後改革期の農村社会
「むら」=内部に規制力をもつ自治体。階層性を内包する。戦時統制経済は直接耕作農民重視の諸政策とあいまって中・下農民の自立性を高め、敗戦後の農村社会の再編の条件を整えることになった。農地改革は、不在村地主を排除し、自作農を強化。食糧危機を乗り越え、その意味で成功。ヤミ価格のインフレ。農地改革の影響は、農村のタイプ(地主の在村/不在村、都市近郊など)によって異なる。在村の場合、農民組合での提訴でなく「むら」の中で解決をはかる。農地改革も供出も「むら」の政府としての公平性・一貫性が必要であった。(法よりも)

婦人参政がある。「むら」人にとって、村長選挙も、議員選挙も、農地委員選挙も「むら」の行事。話し合って、根回しして、一丸となって対処するものだった。これに対して個人主義からの反発も。

GHQによる農業会の解散と、農業協同組合の新発足。農業会=主に食料供出のための統制団体。中身はあまり変わらず、看板の架け替えに終わった。

2章 戦後改革期の農村女性

3章 戦後の二三男問題

4章 戦後開拓のむらにおける農民生活

2 高度経済成長期(1960-85年)

1章 高度経済成長下での農村社会の変貌

2章 過疎問題と混住化問題

3章 出稼ぎ問題ー出稼ぎと農村社会の変貌

4章 転作と集落

5章 高度経済成長と農村生活の変貌

3 現段階(1985年ー)

1章 農業集落の変貌

2章 高齢化、農村福祉問題

3章 農家の家族関係の変容と家族経営協定

4章 農村青年・女性の新しい動きー宿命から選択へー

5章 新規参入からみた農村社会の展望

6章 都市農村交流の展開と課題


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