中目黒サロンというところの、ARとデジタル・サイネージをネタにした懇親会に参加してきました。
詳しくは、↑のリンクをご覧ください。ここでは個人の感想を書きます。
先ずはネガティブなフィードバックから。(ポジティブなのはその後・・・)ここのオーディエンスクラスの新しいことが好きな人にさえ、アイティアなどのデジタルサイネージ固有のしくみや導入事例(特に日本国内)をあまり知らないというのはショックでした。
もう既に掃いて捨てるほど事例があるのに・・・。
あと、単発の導入事例や、クリエーティブの目新しさの話が先行して、実際上の問題点や、定量的な優位点、ビジネスモデルに議論が及ばないのも、ちょっと残念な気がしました。早く真面目に具体的なサービスを作る体制(アライアンス等々)を作らないと、クライアントだましのセカンドライフみたいになりそうで、ちょっと怖いなと思いました。実際、いまクライアントに対してしっかりとした費用対効果を示せるサイネージ系のサービスはまれだと思うからです。
で、ポジティブなフィードバックでいうと、直感的にみんなARやデジタルサイネージの技術的な不思議さに惹きつけられているのは良いことだと思います。
また、いわゆる専門的な業界の人以外が、集まってきて、テクニカルタームを中心にアイデアを展開するというのには、やはり可能性を感じます。
ただ重要な点は時間感覚の共有だと思います。個人的には、もうすでに、「客寄せパンダ」として、あるいは「ブランディング演出」としてのAR/デジタルサイネージ技術の目新しさは、提案段階で通用しなくなっているように思います。
だから急いで、本当に効果のある(売れる)コミュニケーションのツールとして考え直す必要がある。
私(アイティア)としては、そういうのを一緒に作っていくパートナーを常に探していて、そのタイムリミットはそう長くないと思うのです。
今すぐ、PDCAをすごい勢いで回さないと、たんなるバズワードになってしまう。
中原
ARとデジタル・サイネージの懇親会に参加しました。
投稿者:
タグ:
コメント
“ARとデジタル・サイネージの懇親会に参加しました。” への0件のフィードバック
こんにちわ。
中目黒サロンでお会いした川田です。
中原さんの指摘、一言一句腑に落ちました。
一つでも多く、本質の伴う現象を巻き起こさなきゃですね。
>川田さん、
レスおくれました。
コメントありがとうございます。
お話いただいたプロジェクトの件、
ホントに面白そうでした。製品になるといいですね。
なかはら